12月16日、学長に対し交渉を申し入れました。また、翌17日、医学部支部から病院長に対し交渉を申し入れました。
学長交渉・病院長交渉は人事院登録団体に認められた団体交渉権に基づく交渉です。交渉の申入れに対しては、当局は責任を持って対応する義務を負います。昨年度の学長交渉は、予備交渉段階で交渉の進め方についての合意ができず、実施にいたりませんでした。今年度は、このような事態にならないよう、当局に対し誠実な対応を求めます。
申し入れ項目について
看護婦増員は、昨年の経緯から今年度も最重要項目として掲げました。また、新たな項目として、独立行政法人化の問題を加えました。なお、「公務員宿舎の改善について」と「キャンパスの環境整備について」は項目から除外しています。これは、この問題を組合として扱わないと判断したからではありません。申し入れ時点では、学長交渉で扱わなければならないような基本的な問題事項はないと判断したためです。今後、この2項目について、皆さんの要求を組合にお寄せください。それを踏まえて必要があれば学長交渉、施設部・経理部等との交渉を、別途申し入れることにしています。
病院長交渉の進め方について
今年度、病院長交渉の申し入れは、医学部支部支部長と執行委員長の連名で行いました。これは、病院長交渉が人事院登録団体である熊本大学教職員組合の団体交渉権に基づく交渉であることから、きわめて当然の措置と言えます。要求項目の整理、交渉委員の決定など具体的な作業は、すべて医学部支部の責任で行われますし、そこに本部が口を出すことはありません。しかし、あくまで熊本大学教職員組合としての交渉なのです。
昨年度、病院長交渉に本部役員の参加を申し入れ、病院事務部から拒否されたいきさつがあります。しかし、交渉委員に当該組合役員を加えるのに、当局との協議は不要です。病院長交渉の交渉委員に本部役員を加えることについて、医学部支部が必要と判断すれば、その様に対応する予定です。
学長交渉項目
1.看護婦増員及び待遇改善について
2.国立大学の独立行政法人化について
3.学校教育法改正に伴う大学運営体制について
4.教員の「任期制」について
5.学内再開発について
6.事務電算化及び事務機構一元化について
7.定員削減問題について
8.勤務条件の改善について
9.昇給昇格について
10.事務職員の待遇改善について
11.技術職員の地位確立と待遇改善について
12.図書職員の職務評価及び待遇改善について
13.行政職(二)職員の職務評価及び待遇改善について
14.医療職(二)職員の地位確立と待遇改善について
15.教官の待遇改善について
16.定員外職員の定員化及び待遇改善について |