No.13
2000.9.8
熊本大学教職員組合
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走れ!ひまわり号 愛と希望をのせて!!

〜第17回障害者列車ひまわり号のご案内〜

17
th
HIMAWARI
KUMAMOTO−KURUME
障害者列車ひまわり号

主催/障害者列車ひまわり号を走らす熊本市実行委員会


今年で17回目のひまわり号、
二回目の久留米に向けて走ります。
久留米では百年公園を中心に、
青少年科学館や鳥類センター等の見学、
久留米の皆さんとの交流など、
充実した一日になるよう、検討中です。
楽しみにお待ち下さい!

日  時 1112日(日)
※集合場所・時間等詳細はおって御連絡致します。
行 き 先 福岡県久留米市
参 加 費★ 大人4,200円程度・小学生2,500円程度・幼児500円
※昼食代は含まれません、別途注文を受け付けます(600円予定)
申込〆切★ 15日(金)

 ★参加費は組合で負担します。
 ★参加申し込みは組合まで!!

ごあいさつ

 皆さん、お元気ですか?ひまわり号の季節が巡ってきました。今年は第17回、たくましい青年に育ったひまわり号です。11月12日、たくさんの方のご参加をお待ちしています。
 目的地は検討を重ねた末、楽しい思いでのいっぱいあった福岡県久留米市に、再度おじゃますることになりました。第8回久留米ひまわり号の時に、ご協力いただいた方もおられて、いま久留米市や社会福祉協議会で受け入れ実行委員会の取り組みが進められています。
 第1回から第16回と、ひまわり号は歩み続けてきましたが、障害者の「交通権」もずいぶん拡大されてきました。しかし、障害者が一人で自由に外出し、旅をするには、まだまだ多くの壁も残っています。
 楽しい一日の旅を味わいながら、みんなの力で自由の世界を広げましょう。久留米の中央公園では、八年前に植樹した記念の木も育っています。
 あなたのまわりにいる、家にこもっている人、汽車に乗ったことのない人、お友達の少ない人など、いっしょに旅をして喜んでもらいましょう。
 みなさんとお会いできることを、楽しみにしております。
実行委員長 山本あや

あなたもひまわり号に参加しませんか?
障害者・家族の方へ    ボランティアに興味がある方へ
 ひまわり号には様々な障害者が参加します。ボランティア体制も個別に充分考慮されています。安心してご参加下さい。みんなで交流の輪を広げましょう!  ボランティアに興味があるけれど実際に経験したことがないという方も、この機会に体験してみませんか?ひまわり号では、当日までに数回のボランティア講習会を実施しています。新たな出会いと感動があなたを待っています。



ひまわり号の自己紹介

“ひまわり号”ってな〜に?

 一人で旅行する、健常者にとっては何でもない事ですが、障害者にとってはたいへんな事です。階段やちょっとした段差、ホームと列車の空間など、一つ間違えば命を落とすことにもなりかねません。そんな障害者とボランティアがカを合わせ日帰り旅行を楽しむ、それがひまわり号です。
 ですから、ひまわり号は障害者もボランティアも、同額の参加費となっています。参加費は、ひまわり号運行に関わる実費で設定しています。ご家族で参加される方や学生さん等には少々高額ですが、主旨をご理解下さい。
 この他に、私たちは誰でも住みやすいまちづくり運動の一環として、街の点検活動などの取り組みを行っています。7月にも「探検!熊本駅」と称して、JR熊本駅の点検活動をJR職員の方々と協カして行い、改善、要望事項などを伝えました。このような地道な取り粗みが、JR熊本駅での車イス配置、階段昇降機・車イス用エレベーターの設置などの成果に結びついています。

ひまわり号のあゆみ
 今年で17回目を迎えるひまわり号、人間で言えば立派な青年です。これまでの歩みを、簡単にご紹介します。

第1回(1984)熊本−阿蘇
 ★阿蘇憩いの村で楽しいひとときを過ごしました。
第2回(1985)熊本−水俣
 ★グリーンスポーツ水俣。初めて海を見た参加者も。
第3回(1986)熊本−人吉
 ★人吉城趾や焼酎工場の見学を行いました。
第4回(1987)熊本−阿蘇
 ★二度目の阿蘇。草千里まで登りました。
第5回(1988)県下各地より熊本市に集合
 ★市電やバスを利用して、動物園、博物館、美術館など市内見学。
第6回(1989)熊本−田原坂・七城温泉
 ★バスと菊池電車を利用、田原坂見学と温泉でのんびりしました。
第7回(1990)熊本−八代・日奈久温泉
 ★八代・日奈久温泉での楽しいひとときを追ごしました。
第8回(1991)熊本−久留米
 ★初めての県外旅行。石橋美術館などを見学しました。
第9回(1992)熊本−阿蘇
 ★リンゴ狩りを計画しましたが、残念ながら雨で中止。体育館での企画となりました。
第10回(1993):市電ひまわり号
 ★市電を利用して砂取小学校へ集合。もちつき大会を行いました。
第11回(1994)熊本−島原
 ★初めてフェリーを利用:島原では10周年を祝いました。
第12回(1995)熊本−竹田
 ★武家屋敷散策や岡城祉の見学を行いました。
第13回(1996)熊本−大牟田
 ★ネーブルランドて楽しいひとときを過ごしました。
第14回(1997)熊本−博多
 ★キャナルシティーや福岡ドームの見学を行いました。
第15回(1998)熊本−阿蘇
 ★念願だったリンゴ狩りを実現しました。
第16回(1999)熊本−三角
 ★三角ファミリーランドや三角西港でのひとときを過ごしました。

全国に広がるひまわり号の輪
 ひまわり号の取り組みは、熊本だけのものではありません。全国のいろいろな街で、それぞれの特徴をいかしたひまわり号が走っています。昨年は70本を越えるひまわり号が走りました。
 このような取り組みを交流し、学びあう「全国交流集会」も年に1回開催されています。1993年には阿蘇を会場に、全国から300名を越えるひまわり号の仲間が集いました。
 今年は11月に兵庫県神戸市で開催される予定です。

「やさしいまちづくり表彰」受賞!
 この間のひまわり号の取り組みが熊本県に認められ、「第1回やさしいまちづくり賞」を受賞することができました。これは、「建築物や活動運営において、やさしいまちづくりに取り組んだ事業者やグループ、個人を表彰」するものです。

『障害者の「列車に乗って旅行がしたい」という願いを実現し、障害者が外出・旅行できるまちづくりを目指して、障害者・家族・ボランティアがカを合わせ、障害者列車ひまわり号を走らせている。参加者には必ず、ボランティアとしての技術・心構え・やさしいまちづくりについての講習を行い、公共交通機関の点検、調査活動を行うなど、独創性にあふれた活動である』(「受賞者一覧」より)

ひまわり号の情報を
インターネットで見てみよう!

 下記のアドレスにアクセスすれば、ひまわり号実行委員会の取り組みの様子や、様々なボランティア情報などがご覧いただけます。ぜひ一度、アクセスしてみて下さい!

http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Kaigan/1570/
(HP:風色のチャンス)



 

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