No.18
2000.10.4
熊本大学教職員組合
Tel.:096-342-3529 FAX:096-346-1247
E-mail:ku-kyoso@mx7.tiki.ne.jp

 
 
全国から定員外職員の皆さんに
ぞくぞくと檄文が届いています№1


あなた方の原状回復と定員外職員の雇用確保に全力で取組みたい

 私は、全大教副執行委員長で定員外職員問題を担当しています。
 賃金切下げを強制された悔しさは、それが人間の尊厳にかかわるものであればあるほど強いと思います。
 こういう事態をまねいたしまったことに責任を感じています。ほんとに悔しいです。
 私は、熊大職組と連携して、あなた方の原状回復=賃金切下げ撤回・回復に取組みたい。その一念でこの手紙を書いています。
 現在、4、700名のの日々雇用職員、15、000名の時間雇用職員、そして1万を超えるであろう「委任経理金等雇用職員」は、待遇切下げ、雇用不安の状況に置かれています。従って、あなた方の原状回復の取組みは、全定員外職員の待遇切下げ・「雇止め」反対の橋頭堡になるものです。
 賃金切下げ撤回・回復を要求し、熊大職組、全大教と一緒になって取組んでいただきたい。執念をもって粘り強く取組めば、展望は開かれると思います。
 全国の仲間とスクラムを組んで前進しましよう。

2000年9月17日 佐々木 敏昭



理不尽な待遇切り下げ攻撃に立ち上がった
熊本大学の定員外職員と執行部の皆さんへ

皆さんこんにちは
 私たちは、名古屋大学の定員外職員部会です。先日、北海道教育大学で開催された第12回全大教教職員研究集会の定員外職員交流会で、貴大学の待遇切り下げの報告を聞き、激しい憤りを感じています。同じ国立大学で働く仲間として他人事ではすまされません。私たちにできることはないかというのが皆の共通の思いです。そんな思いを伝えたいと思い、とりあえず励ましのメッセージを送ります。

当事者の方たちへ
 皆さんの怒りは、労働者として当然の要求です。だから迷ったりしないで組合を信じて声をあげましょう。幸いあなたたちのまわりには心強い執行部と、職場の、そして全国の仲間がたくさんいます。それは大きな力であり、かけがえのない財産ではないでしょうか。
 私たち名古屋大学で働く定員外職員は、職員組合に結集し労働条件改善と明るく働き安い職場づくりのため力を合わせ、執行部の人たちや職場の組合員の人たちの理解と支援を得ながら様々な取り組みをしています。当面は、校費配分の変更による雇用不安と待遇切り下げ問題が大きな課題です。その意味からも今回の問題は大きな怒りの声があがっています。
「私たちは、物ではありません。各々の生活もあり、心をもった人なんです。消耗品のような扱いはしないでください。」
「定員外だって自立した労働者なんです。雇用者の都合だけで首切り、待遇切り下げなんて人権問題です。」
 皆さんの叫びは、前近代的な雇用関係ではなく一人の自立した労働者としての当然の要求であり、どれも共感できることばかりです。最近、民間で働く不安定雇用労働者たちが不当性を訴えている賃金訴訟の判決内容からみても正当な要求です。憲法第27条にも「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負う」とうたってあります。

執行部の皆さんへ
 「定員外職員の問題はみんなの問題」と位置付け立ち上がった執行部の方針に拍手を送ります。「定員外職員」を組合員に組織し、その均等待遇の実現を定員職員みずからのたたかいと位置づけたたかう姿は労働組合の本質をしめし、当事者はもちろん全国の定員外職員、そして全大教および他大学の執行部を励ますものです。

 私たち名古屋大学定員外職員部会も「待遇切り下げと雇い止めをさせない」取り組みを強化したいと思っています。ともに頑張りましょう。

2000.9.18 名古屋大学定員外職員部会



熊本大のみなさん
 熊大人事課の「予算の範囲内云々」の理屈に怒りを覚えています。これは明らかな誤りで、人事院も唖然とするでしょう。 
 「予算の範囲内」などと云われれば定員内の職員にも波及する問題だと思います。

 今回の熊大のケースは、阪大の「産休問題」や「社会保険問題」によく似ているように思います。
 阪大における「4月1日から産休」、「移動に伴う社会保険」の取り扱いで、当局が大きな誤り(ミス)を犯し、それを組合が「なにすんねん」と追及したことで是正させることが出来たと思っています。
 当事者のみなさん、組合に団結し、全国の仲間を信頼して取り組めば今回の措置を「回復」させることが出来るのではないでしょうか。ともにがんばりましょう。

(阪大教職組・書記長 神代万亀夫)


 

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