理不尽な待遇切り下げ攻撃に立ち上がった
熊本大学の定員外職員と執行部の皆さんへ
皆さんこんにちは
私たちは、名古屋大学の定員外職員部会です。先日、北海道教育大学で開催された第12回全大教教職員研究集会の定員外職員交流会で、貴大学の待遇切り下げの報告を聞き、激しい憤りを感じています。同じ国立大学で働く仲間として他人事ではすまされません。私たちにできることはないかというのが皆の共通の思いです。そんな思いを伝えたいと思い、とりあえず励ましのメッセージを送ります。
当事者の方たちへ
皆さんの怒りは、労働者として当然の要求です。だから迷ったりしないで組合を信じて声をあげましょう。幸いあなたたちのまわりには心強い執行部と、職場の、そして全国の仲間がたくさんいます。それは大きな力であり、かけがえのない財産ではないでしょうか。
私たち名古屋大学で働く定員外職員は、職員組合に結集し労働条件改善と明るく働き安い職場づくりのため力を合わせ、執行部の人たちや職場の組合員の人たちの理解と支援を得ながら様々な取り組みをしています。当面は、校費配分の変更による雇用不安と待遇切り下げ問題が大きな課題です。その意味からも今回の問題は大きな怒りの声があがっています。
「私たちは、物ではありません。各々の生活もあり、心をもった人なんです。消耗品のような扱いはしないでください。」
「定員外だって自立した労働者なんです。雇用者の都合だけで首切り、待遇切り下げなんて人権問題です。」
皆さんの叫びは、前近代的な雇用関係ではなく一人の自立した労働者としての当然の要求であり、どれも共感できることばかりです。最近、民間で働く不安定雇用労働者たちが不当性を訴えている賃金訴訟の判決内容からみても正当な要求です。憲法第27条にも「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負う」とうたってあります。
執行部の皆さんへ
「定員外職員の問題はみんなの問題」と位置付け立ち上がった執行部の方針に拍手を送ります。「定員外職員」を組合員に組織し、その均等待遇の実現を定員職員みずからのたたかいと位置づけたたかう姿は労働組合の本質をしめし、当事者はもちろん全国の定員外職員、そして全大教および他大学の執行部を励ますものです。
私たち名古屋大学定員外職員部会も「待遇切り下げと雇い止めをさせない」取り組みを強化したいと思っています。ともに頑張りましょう。
2000.9.18 名古屋大学定員外職員部会
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