熊本大学医学部の定員外職員の皆さん、
私は京都大学に働く定員外職員です。
今回の待遇切り下げの話を聞き、憤りにかられています。
私たちの京都大学では、数年前に、給与支給日をそれまでの翌月8日支給を遅らせて、定員の人たちと同じ17日にするということが行われました。それでなくても定員の人たちには前渡しの形でその月の給与が支給されているのに定員外職員には翌月に8日遅れて支給されていたのです。それをさらに遅らせ、同じ17日でも定員の人たちとは1ヶ月も差があるという差別的な扱いに怒りを募らせました。しかし当局には通じず、当局の都合だけで実施してしまいました。雇用形態が違うということで、全く同じ仕事をしている職員にそういう扱いをする当局の非人道的な行為は今でも許せません。
今回の熊大の件でも、「校費が少ない」ということを理由に簡単に長年働いてきた人たちの待遇を切り下げるという当局のやり方は同じだと思います。人が働くということを何と思っているのでしょう。そこで10年も20年も働いてきたことの重みが全く想像もできないのですね。
熊大の皆さんは、ほんとうに悔しい思いをされていると思います。でも、組合に入っていたら声をあげることができます。私も、長年定員外職員として働いてきて、組合があるから言いたいことを言ってこられた、労働者としての尊厳もそれで守ってこられた、と思っています。
全国に同じように悩み、苦しんでいる人がいると思います。熊大の皆さん、負けないで!
櫻田志津子
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