No.20
2000.10.4
熊本大学教職員組合
Tel.:096-342-3529 FAX:096-346-1247
E-mail:ku-kyoso@mx7.tiki.ne.jp

 
 
全国から定員外職員の皆さんに
ぞくぞくと檄文が届いています№3


熊本大学医学部の定員外職員のみなさん、こんにちは。

 今回の待遇切り下げについては こころの奥底から怒りがこみ上げてきます。

 「予算の範囲内での雇用」という文言に私たちはどれほど苦しめられてきたでしょう。文教予算の、また 大学への、学部への、教室への、予算の配分の増減は、すなわち私たちの雇用の根源となるものになっています。人件費ではなく物件費としての扱いを受け、毎年、雇用不安に一喜一憂しなければならないこの悲しさ、悔しさは 全国にいる定員外職員の共通のものだと思います。
 ほんとうに雇用の責任はどこにあるのでしょうか?
 文部省が、その定員外の実態にようやく目を向け、「定員外問題の解決は定員化しかない」と言明しながらその後も定員外職員の雇用責任を各大学に押しつけてきた結果なのです。定員不補充政策の陰で 20年30年と教育・研究・医療を劣悪な労働条件で支え続けてきた定員外職員に対して 熊大当局は それへの改善の努力もないまま、その定員外職員の待遇をいとも簡単に切り下げるとは、、、この一番弱い立場の者への「しわよせ」は 断じて許すことはできません!

 いま、「校費配分基準の変更」で全国の定員外職員の多くは 雇用・労働条件の切り下げへの不安におののいています。その先鞭ともいえるこの熊大当局の不当なあつかいの攻撃をみつめています。決して「対岸の火事」ではないのです。大きな悲しみと怒りを持って自ら の事として重ね合わせて受け止めています。

 熊大の定員外の皆さんこの攻撃をはねのけ、一緒にがんばりましょう!!
 まけないで。みんな、あなた方を 応援し見守っています。

 熊本大学教職員組合のみなさん 全国の皆さん
 「校費配分基準の変更」は、独法化のシミュレーションといわれています。このたびの定員外の問題は今後の定員の問題と同じなのです。
 ぜひ、 みなさんのお力添えを!  ご支援をおねがいします。

 組合への信頼を大きな「力」にして、全国のみんなとともに頑張りましょう!!

京都大学職員組合.定員外.荒木香



熊本大学に働く定員外職員の皆さん
とりわけ医学部定員外職員の皆さん へ

 私たちは新潟大学に勤務し、新潟大学教職員組合に結集する定員外職員です。私たちはみんな20年以上大学で働いてきました。この間労働条件の多少の改善は勝ち取ってきましたが、基本的要求である定員化は、「定員外職員は大学にとって必要不可欠な職員である。」といいながら、大学は努力を怠ってきました。この状況は全国の大学も同様で、おそらく熊本大学においてもそうであっただろうと思います。
 最近の「独法化」・「校費配分見直し」等の動きの中で、何か「焦臭い」物を感じつつあった矢先に起こった、今回の熊本大学の卑劣な攻撃でした。私たち労働者にとって賃金は第一に守るべき労働条件です。なにも落ち度のない労働者の賃金を、「校費の配分が減少した」ので「予算の範囲以内で」と、引き下げるという処置は、自らの雇用者責任を放棄した卑劣な、許し難い行為です。
 長期間勤務する定員外職員の給与が少しずつでも上がるのは当然です。昨今の状況の中で、そのたいして高給でもない給与が「校費の配分」を越えるような事態を招いたのは、「定員外職員問題」を長年にわたって放置してきた文部省・大学にあります。自らの怠慢の結果を弱い立場にある私たち定員外職員に向けることは是認できません。
 卑劣な攻撃のまっただ中におられる熊本大学医学部定員外職員のみなさん、当事者はあなた達だけではありません。全国の定員外職員も当事者なのです。あなた達の<怒り><悲しみ><あきらめ>そして<不安>が胸をうちます。それは私たちみんなのものですから……。
 熊本大学定員外職員のみなさん、一緒にこの攻撃をはねのけましょう。全国の定員外の仲間たちも、それぞれの大学で、職場で応援します。

 あなた達、私たちの<怒り>は当然なのです。
 全国の仲間たちとスクラムを組みましょう!!

2000年9月21日
               新潟大学教職員組合定員外職員有志(文責:石垣)


 

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