熊本大学に働く定員外職員の皆さん
とりわけ医学部定員外職員の皆さん へ
私たちは新潟大学に勤務し、新潟大学教職員組合に結集する定員外職員です。私たちはみんな20年以上大学で働いてきました。この間労働条件の多少の改善は勝ち取ってきましたが、基本的要求である定員化は、「定員外職員は大学にとって必要不可欠な職員である。」といいながら、大学は努力を怠ってきました。この状況は全国の大学も同様で、おそらく熊本大学においてもそうであっただろうと思います。
最近の「独法化」・「校費配分見直し」等の動きの中で、何か「焦臭い」物を感じつつあった矢先に起こった、今回の熊本大学の卑劣な攻撃でした。私たち労働者にとって賃金は第一に守るべき労働条件です。なにも落ち度のない労働者の賃金を、「校費の配分が減少した」ので「予算の範囲以内で」と、引き下げるという処置は、自らの雇用者責任を放棄した卑劣な、許し難い行為です。
長期間勤務する定員外職員の給与が少しずつでも上がるのは当然です。昨今の状況の中で、そのたいして高給でもない給与が「校費の配分」を越えるような事態を招いたのは、「定員外職員問題」を長年にわたって放置してきた文部省・大学にあります。自らの怠慢の結果を弱い立場にある私たち定員外職員に向けることは是認できません。
卑劣な攻撃のまっただ中におられる熊本大学医学部定員外職員のみなさん、当事者はあなた達だけではありません。全国の定員外職員も当事者なのです。あなた達の<怒り><悲しみ><あきらめ>そして<不安>が胸をうちます。それは私たちみんなのものですから……。
熊本大学定員外職員のみなさん、一緒にこの攻撃をはねのけましょう。全国の定員外の仲間たちも、それぞれの大学で、職場で応援します。
あなた達、私たちの<怒り>は当然なのです。
全国の仲間たちとスクラムを組みましょう!!
2000年9月21日
新潟大学教職員組合定員外職員有志(文責:石垣)
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