2001.3.14 |
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E-mail:ku-kyoso@mx7.tiki.ne.jp |
看護基準2:1の実現、患者の声(心)が聞ける看護をめざして 熊大病院もようやく2:1看護の実現に近づいてきました。皆さんにご協力いただいた署名8,821名分(全体で3万5千名分)をもって2月6日には全国の大学病院看護婦さんとともに国会請願を行いました。数年にわたる運動の結果、来年度は全国で773名の非常勤看護婦が増員されます。熊大にも23名が配分されました。 来年度、文部省からの看護業務改善経費に代わり看護等体制改善要員経費(非常勤職員手当)が配分されます。それにより今年度まで非常勤看護婦の雇用にさかれていた病院長裁量経費が浮くことになります。 しかし、婦長会報告によると病棟婦さんの減員が浮上してきています。せっかく増員されても私たちの職場はどうなるのでしょうか。文部省が外注化を拡大する中、何故病棟婦さんが削減されるのでしょうか。 2:1看護加算と病棟婦の雇用は関係ありません。 組合、看護婦部会では病院長交渉の場で当局、看護部管理室に次の疑問点を確認したいと考えています。 *文部省は今回の増員の目的を「医療事故防止への対応」としていますが、病棟婦さんの削減で看護ケアにゆとりができるでしょうか。病棟婦さんの削減で帳消しになってしまわないのでしょうか? *病棟婦が削減されれば当然その業務は看護婦、看護助手が行うことになります。プライマリ・ナーシングの定着を妨げないのでしょうか? *配膳業務のために早出、遅出を万が一行うことになればプライマリナーシングからチームナーシング、あるいは機能別へ変更するのでしょうか? *看護の質は何で評価されるのでしょうか?例えば稼働率で看護の質が図れるのでしょうか? 看護婦のモチベーションがこれであがるのでしょうか?
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