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2002.3.25 |
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--病棟婦の大幅削減問題-- |
「看護婦の業務は増えない」 本年度から病棟婦が大幅に削減されました。それまで各病棟にそれぞれ1名(総数25名)の病械婦が配置されていましたが、ほぼ半数の14名に削減されました。この削減に際し、熊大当局は「看護婦の業務は増えない」と公約しました(01年2月16日病院長予備交渉)。 「不思議なことに看護婦が増えても、 超勤が減らない」 公約は守れられたのでしようか。02年2月14日の病院長予備交渉で当局は次のように回答しました。
超勤が増えた「原因がわからない」 超勤が増えた原因は明らかです。熊大当局は今年度も引き続き、「増収」をめざして、「稼働率の引き上げ」と「在院日数の短縮」を進めました。その結果、96年度から01年4〜11月の間に、退院患者数は47.1%も増加しました。00年度から01年4〜11月の間には、退院患者数が4.3%増加しました(第1表参照)。
しかし、熊大当局は、退院患者数を増やしつつも、それに対応して人手−−看護要員(看護婦と看護補助者)−−を増やしていません(第2表参照)。看護補助者(看護助手と病棟婦)については、96年度以降も削減を強行しています。そのため、96年度から01年4〜11月の間に、退院患者数は47.1%も増加したものの、看護要員はわずかに3.3%しか増加しませんでした。00年度から01年4〜10月の間に、退院患者数は4.3%増加したものの、看護要員は2.0%しか増加しませんでした。
(註)01年度には23名の看護婦増員があったため、病棟婦を削減しなければ、看護要員は前年度比9.8%の増加となったはずが、無謀な病棟婦の大福削減によって、看護要員の増加は2.0%にとどまりました。このように退院患者を大幅に増やしながらも、それに対応して人手(看護要員)を増やさず、むしろ看護補助者(看護助手と病棟婦)を削減するというのが、熊大当局の方針・政策です。これでは超勤が増えるのは当然です。超勤(それもサービス残業)が増えた原因はきわめて単純明瞭であって、しかも他ならぬ熊大当局自身の方針・政策が超動を増やしたのです。 にもかかわらず「超勤が増えた原因が分からない」、「仕事の取り組みに工夫ができないか」、「生活給としている人もいるのではないのか」などの同答は、無責任きわまりない回答であり、これまでもそうであったように、熊大当局ははなから公約など守るつもりがなかったと断定せざるをえません。 熊大当局は公約を守れ 熊大当局には、(1)「看護婦の業務は増えない」という公約を守るつもりがあるのか、ないのか。(2)守るつもりがあるのであれぱ、いかなる手だてをとって公約を守るのか。(3)守るつもりがないのであれば、再び各病棟に1名の病棟婦を配置するのか、しないのか。 この3点について、来る学長交渉で明確にお答え願いたい。 |