No.50
2002.5.22
熊本大学教職員組合
Tel.:096-342-3529 FAX:096-346-1247
E-mail:ku-kyoso@mx7.tiki.ne.jp

 
大学当局は交渉日程の引き伸ばしをやめ、
直ちに学長交渉に応じよ!

 組合員の皆さん、大学当局は、すでに3月に予備交渉を終えていながら、年度を越えて今なお本交渉の日程を組まずに引き延ばしています。予備交渉の際は、4月中には本交渉を行いたいという発言が人事課長からなされましたが、その後、催促する度に、忙しくて学長や局長の日程がつかないという返事に終始し、今日に到っています。このままでは5月中の交渉も実現不可能です。
 そもそも学長自身、早めに交渉を行いたいという意向を持っていましたし、当局も交渉の年度内実現を口にしていました。組合もこうした当局の意向に沿う形で準備を進め、昨年の11月には交渉項目を提示していました。にもかかわらず、その後は、病院長交渉予備交渉(2/14)、病院長交渉(3/6)、学長交渉予備交渉(3/25)と遅れ気味でした。さらに本交渉に到っては、年度が代わって2ケ月が経過しようとしていますが、いまだ日取りさえ決まっていません。私たちもこの間、辛抱強く当局の日程調整を待ってきましたが、それにも限度というものがあります。ここに到っては、当局の怠慢というよりも、組合無視の態度のあらわれだと考えざるをえません。このような限度をこえた交渉日程の引き伸ばしは、組合交渉それ自体の拒否と同等のものであり、私たちは当局の組合に対する不誠実な態度を断固糾弾するものです。
 私たち熊本大学教職員組合は、当局との良好な関係の下、共に同じ職場て働く仲間として、交渉を通した労働条件改善に努めてきたつもりです。仮に国立大学の法人化が行われれば、正真正銘の「労使関係」が発生しますが、大学当局は、独法化に関する文科省検討会議最終報告の言う「良好な労使関係の構築」に対し自ら水を差すつもりなのでしようか。そして自らの手で無用な「労使対立」を招くつもりなのでしょうか。
 私たちは、不当な交渉日程の引き延ぱしをやめ、直ちに交渉に応じるようよう当局に対して強く要望します。もし引き続きこのような不誠実な対応が続くようであれば、何らかの抗議行動を取ることも考えざるをえません。

 

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