2008.7.14 |
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E-mail:ku-kyoso@union.kumamoto-u.ac.jp |
執行委員長 市川 聡夫(理学部:物理科学) 2008年度の執行委員長を務めさせていただくことになりました、理学部支部の市川です。 どうぞ、よろしくお願いいたします。 ここ数年は組合の活動から少し離れているかなと感じていましたが、2007年度からの申し送りを聞いて、それは確信へと変わりました。法人化してから組合の意義も高まり、活動内容や取組方法も変化してきているようです。 前述の申し送り事項には、労働条件や賃金に関する組合が日々取り組む事項が並んでいます。それらに加えて、書記局体制の強化という項目があります。関連して執行委員長、書記長を選出する支部のローテーションについても、検討する時期に来ているようです。法人化に伴い組合組織も現実に適したものに変化していく必要がありそうです。学長選挙への取組に加えて、2008年度執行委員会で検討していくことになります。各支部におかれましても、ご議論をよろしくお願いします。 毎年の委員長が同じようなことを書かれていると思いますが、身近な問題をみんなの力で解決する組織として、組合を身近に感じてもらえるいいなと思っています。やる気の起きる仕事、楽しい職場となるように!。 書記長 松瀬 憲司(教育学部:英語教育) 2008年度書記長を仰せつかりました、教育学部英語科の松瀬です。歴代の錚錚たる書記長の方々に比べれば、どうしても格段の見劣りがする浅学非才の身ではありますが、私なりの、自分の身の丈に応じた活動が出来ればと考えているところです。組合員のみなさま、どうぞよろしくお願いいたします。 副委員長として、10年ぶりに組合執行部に参加したのが、2005年のことでしたが、そこで、私は法人化後の組合活動は「かく変わりき」ということを思い知らされたのでした。そこで目の当たりにしたのは、これまではついぞ経験したことのない、幾度となく繰り返される使用者側との丁々発止の交渉だけではなく、集会・デモ行進・シュプレヒコール・立て看等を駆使した、賃金引き下げに対する、まさに経済「闘争」だったのです。以前は、「(使用者側からの)攻撃」という組合用語にあまり実感がわかなかったのですが、この時まさにこの戦いのメタファーを肌で感じたのでした。そして、その戦いは、賃金のみならず、熊大の教育・研究のありようへと戦線を拡大し、今に至っている気がします。 「次々と打ち出される、学生による授業アンケート結果のWebCT上での公表・成績に対する異議申し立て制度・文科省からお金をもらう各種教育プログラムの独断導入・過剰な学生支援など、大衆的に見栄えがして、外向きで、その実、形式だけで、我々を無用に忙しくさせるだけのいわゆる『改革』が大手を振って行われているこの熊大の現状に対して、唯一の教職員組織である組合は一体何ができるのか、果たして何を言えるのか、・・・」 これは、2005年度の副委員長の役を終えて、活動報告書に書いた文章の一部です。あれから3年。第一期中期計画もようやく終わりを迎え、一部教員は連日の評価作業で超多忙を極めましたが、次は第二期へ向けてということで、大学執行部は、全学的な議論・検討はほとんど何もないままに、対外的に受けのよいプログラムを作っては、予算要求を続けています。そして彼らは必ず判で押したように、「予算が付きましたので計画を遂行してください。計画がうまく進まないと悪い評価に繋がり、運営費交付金が減額されますので、是非とも協力をお願いします」と言います。まるで、「まず、予算、そしてそれから『真の』計画は考えればいいじゃないですか」と言っているようで、これでは本末転倒ではないでしょうか。 私が今一番気になっているのは、上に述べたような熊大の現状です。熊大の将来に関わる重要な案件に対しては、多くの教職員が参加して、まっとうな議論が出来るという体制は必ず保証されるべきと考えます。実際に現場で仕事をする教職員が十分に納得した上で計画に参画し、議論し、個々の力を最大限結集できるようにして初めて、真の熊大としてのパワーが形成されると思うのです。 充実した、働き甲斐のある職場を実現するために、これからも組合へのみなさまのご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。 2008年度役員名簿
書記局員として協力していただける方は本部組合事務所(内3529) または医学部支部事務所(内5858)に連絡をお願いします。 |