No.7
2008.9.22
熊本大学教職員組合
Tel.:096-342-3529 FAX:096-346-1247
E-mail:ku-kyoso@union.kumamoto-u.ac.jp
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運営費交付金3%削減反対!
意思決定システムの適正化を求める!
−2008年度定期大会を開催―

 
 台風の接近で開催が危惧されましたが、9月18日(木)18時より、くすのき会館レセプションルームにおいて、2008年度熊本大学教職員組合定大会を開催しました。代議員総数72名(定足数48名)のうち、出席は61名(内、委任状43名)でした。
 司会より定足数を満たし大会が成立していることが報告され、市川委員長の挨拶の後、来賓の県国公の山田浩志議長(全建労)より連帯の挨拶がありました。議長団には工学部支部の島本勝氏と教育学部支部の村里泰昭氏が選出され、議事進行していただきました。

2007年度活動報告(案)・決算(案)について
 「運営費交付金に競争原理を導入することが大きな問題だったので、学長にも反対の立場を明確にするように要請した。その結果、自治体や大学の反対でどうにか競争原理導入を見送ることが出来たが解消されたわけではない。そのような状況の中、6月期勤勉手当残余(約1900万円)を12月期勤勉手当に上乗せすることができた。」と井上前書記長より説明がありました。その後、賃金不払い残業問題、任期制導入問題、有期雇用職員問題に取り組むとともに、構成員の意見を無視した大学運営の進め方に対して批判を行った経緯が報告されました。ひきつづき2007年度決算報告・会計監査報告が行われ、2007年度活動報告(案)・決算(案)は全会一致で承認されました。

2008年度運動方針(案)・予算(案)について
 突然、福田首相が2009年度の運営費交付金3%削減の閣議決定のお土産を残して、政権を投げ出しました。加えて病院経営改善係数2%削減、人件費5%削減と非常に厳しい状況ではありますが、教職員の「働く意欲」を生み出す労働条件・職場環境の整備・改善に取り組むとともに、「意思決定システムの適正化」を求めて行くことが示され、より良い教育・研究・医療の実現に向けて全力を尽くすとの決意が述べられました。
 これらの問題を共有するために組合は「赤煉瓦」を発行していますが、情報収集・分析・執筆と大変な労力を必要としています。今年度から執筆者には原稿料を支給し、さらなる充実をはかります。
 続いて専門部会・職種別部会の活動方針案が提案されました。
 質疑・応答に入り、以下のようなやり取りが行われました。
<質問> 労働条件改善にあたり、労使は労働法に基づいて交渉を行なうはずだが、使用者側は「労務管理における公務員体質から脱却できない」とあるがどういうことか。基本給引き下げは退職金や年金など今後に大きな影響がある。以前、基本給引き下げに反対し異議通知書を出した経緯があるが、その後の取り組みはどうなっているのか。
<執行部> 大学の労働条件をどうするかという方針は人勧が出ても決まらない。閣議決定されても動かない。国家公務員の法案が出され決定した後に、熊大はこうしますという提案がされる。それが2〜3月。4月1日から就業規則を変えるのでは組合とまともな議論が出来ない。賃金不払い残業についても「私のところにはあがってきていないので賃金不払い残業は無い」という対応である。使用者側が組合に対するまっとうな対応をとっていないことが大きな問題だと思っている。
<質問> 引き下げ時の就業規則の効力をめぐっては、全国的にどういう扱いがなされているか。
執行部> 就業規則の不利益変更については、効力を発生させるのは裁判事項であり、単組だけでやれる問題ではない。全大教も取り組まなかった。引き下げに同意したわけではないが、基本給に戻せという議論はしていない。不利益緩和をどうするのかという具体的対応を求めている。
 質疑・応答の後、2008年度運動方針(案)・予算(案)は全会一致で承認されました。
 議長団解任の後、書記局員の紹介、過半数代表者より報告が行われました。
 また、松瀬書記長より、執行委員長・書記長の選出方法について、「執行委員長は今までどおり各支部からローテイションで選出し、書記長については全学から選出する」と執行委員会で確認され、来年度からの実施に向け、組合で議論を深めていくと報告がありました。
 最後に閉会挨拶が行われ、2008年度定期大会は幕を閉じました。
 なお、熊本大学教職員組合2008年度定期大会議案書については赤煉瓦で組合員の皆さんにお届けする予定です。

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